[アップデート] Amazon OpenSearchドメインがIPデュアルスタックをサポートしました
こんにちは。サービス開発室の武田です。
Amazon OpenSearch Service(旧Elasticsearch Service)において、既存/新規ドメインにIPv6を使用できるオプションが追加されました。これによってIPv4/IPv6デュアルスタックがサポートされます。OpenSearch Serviceは、AWSが提供するOpenSearchのマネージドサービスです。
新規ドメインで有効化してみた
新規にドメインを作成する画面では、ネットワークを設定する項目で選択できます。推奨はデュアルスタックモードとなっています。
VPCアクセスではなく、パブリックアクセスでも同様にモードを選択できます。
そしてできあがったのがこちらです。
ドメインエンドポイントそれぞれのIPアドレスを確認してみました。まずはIPv4のエンドポイントです。
$ dig search-test-domain-ho3od2nxpodjfw3blzcnsjemmm.ap-northeast-1.es.amazonaws.com +short 52.199.22.230 52.197.196.157
続いてIPv6のエンドポイントです。
$ dig search-test-domain-ho3od2nxpodjfw3blzcnsjemmm.aos.ap-northeast-1.on.aws aaaa +short 2406:da14:b0:3382:173f:6b0b:7c70:eb55 2406:da14:b0:3382:5c4e:1906:ee63:d66b
きちんと引けていることが確認できました。IPv4のドメイン名にはes
と、Elasticsearch Serviceだったころのなごりが残っていますが、IPv6ではaos
と新しいドメインになっていますね。
既存ドメインでは
新規ドメインについてデュアルスタックオプションを確認しましたが、既存ドメインではどうでしょうか。既存ドメインでは、クラスター設定の編集から変更できます。アクセスしてみると次のような設定画面が見つかるはずです。
ちなみに、「IPv4のみ→デュアルスタックモード」の変更は見てもらったように簡単にできますが、 「デュアルスタックモード→IPv4のみ」の変更はできません 。これが問題になることはおそらくないはずですが、ポイントとして押さえておきましょう。
まとめ
これまでIPv4のみ対応していたOpenSearch ServiceがIPv6に対応しました。最近OpenSearch Serviceのアップデート多いですよね。